ノーギャラ支援、総勢71人の顔ぶれ サントリー感動CM

夕刊フジ 4月9日(土)16時56分配信

ノーギャラ支援、総勢71人の顔ぶれ サントリー感動CM
堀北真希(写真:夕刊フジ)
   東日本大震災後、通常の企業CMが戻りつつある中、サントリーグループでは“希望の歌”を有名人がリレー形式で歌い継ぐ異色のメッセージ広告を放送中だ。ツイッターなどネット上では「見るたびに涙腺が刺激される」「心にしみる」「ジーンときた」など感動の声が広がっている。

 CMは、いずれも坂本九の歌唱で昭和30年代後半に大ヒットした名曲「上を向いて歩こう」と「見上げてごらん夜の星を」の2パターン。商品の宣伝は一切なく、ヘッドホンを付けた歌手の和田アキ子や女優の富司純子ら出演者がマイクに向かって切々と歌う姿がバトンとなってリレー形式で歌をつなぐ。最後に曲名と「SUNTORY」のロゴが入る。

 登場人物は総勢71人。30秒と60秒のCMは全部で30種類ある。ふだんはめったに歌を披露しない人も多く、「堀北真希と榮倉奈々の声がステキ」「檀れいの声がいい」などの反響も。缶コーヒーCMでおなじみのハリウッド俳優、トミー・リー・ジョーンズや、大物ロック歌手の矢沢永吉まで登場する豪華版だ。

 ものすごいキャスティングだが、何とノーギャラ。そこのところをサントリーの広報に聞いた。

 「みなさまのご厚意です。収録は快諾いただいた方から順に個別に行いました。広告でお世話になっている方はもちろん、スポンサーをしている番組『チューボーですよ!』から司会の堺正章さんにもご出演いただいてます」

 6日からオンエアされ、今月いっぱい放送する予定という。サントリー中興の祖の佐治敬三元会長が築いた企業文化の伝統なのか、「だれが音頭を取ったというわけではなく、自然発生的に決まりました」(広報)。

 ちなみに、震災直後から何かと話題を呼んだACジャパンの前身、関西公共広告機構を1971年に創立したのも佐治氏であった。ニッポンの企業も捨てたもんじゃない!
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