石原さとみ、役に入り込み笑顔作れず「涙出そう」

10月3日(月)13時38分配信

石原さとみ、役に入り込み笑顔作れず「涙出そう」
 
NHK土曜ドラマSP『使命と魂のリミット』の会見に出席した石原さとみ、“役に入り込んでいる”という彼女は笑顔を見せず (C)ORICON DD inc.
 
        女優の石原さとみが3日、都内で行われたNHK土曜ドラマスペシャル『使命と魂のリミット』収録途中に会見を行った。過去に父親を失った傷と、医療現場や家庭で複雑に絡まる人間関係に悩む主人公の女性研修医を演じた石原は「感情ギリギリのところにいて、ちょっとした感情の起伏で涙が出そうになる。苦しいし、本当につらい」と、会見中も役に入り込んだままの状態で言葉少なめ。写真撮影でも笑顔を作れず「終わったあとに達成感や幸せを味わえると思い、撮影に臨んでいます」と静かに心境を語った。


 同作は、人気ミステリー作家・東野圭吾の同名小説が原作の医療サスペンス。女性研修医・氷室夕紀(石原)は、母・百合恵(高島礼子)の再婚希望相手が、手術中に他界した自分の父の執刀医・西園教授(舘ひろし)であることに悩みながらも、西園教授が勤務する病院の心臓血管外科で研修をすることに。そんなある日、「医療ミスを公表しなければ、病院を破壊する」という脅迫状を発見したことから、氷室は過去の謎に迫っていく。

 撮影スタジオには、8000万円の人工心肺装置をはじめ、本物の医療用具が数々用意され、総額およそ2億円のセットが組まれた。白衣姿の石原は「素晴らしいセットのなかで撮影ができて本当に幸せ。ドキュメンタリー感覚でやれています」。演じる上でのポイントについては「自分でもどんな気持ちかわからない状態」といい、「信じられない環境のなかで揺れながら、そこで生きている夕紀を演じています」と真摯に役と向き合っていた。

 朝の連続テレビ小説『ウェルかめ』以来の同局ドラマ出演となる倉科カナは「撮影を楽しみにしてました。リアルに近い状態で表現できています」と手応え。初の看護師役にも「とても新鮮に感じています」と笑顔でコメントした。劇中で重要な役どころとなる西園教授を演じる舘ひろしは「頑張りました。医術用語などややこしいセリフが多くて…泣きたいくらいでした」と嘆き、笑いを誘った。

 会見にはほかに、ある復讐を遂げることを目的に病棟内に入り込むエンジニア・直井役の速水もこみち、氷室夕紀の母役の高島が出席した。

 NHK土曜ドラマスペシャル『使命と魂のリミット』は、NHK総合にて11月5日(土)、同12日(土)の全2回にわたり、午後9時より放送。

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