NHK「八重の桜」視聴率の行方… 関係者が怖れる“清盛の亡霊”
国内 2013/4/18 17:31 - 夕刊フジ


 福山雅治(44)主演のフジテレビ系ドラマ「ガリレオ」(月曜午後9時)が15日の初回視聴率で22・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録、今年1月6日に放送されたNHK大河ドラマ「八重の桜」の初回視聴率21・4%を超え、今年のドラマ視聴率トップに躍り出た。抜かれた「八重の桜」は、このところやや低調。史上最低だった前作「平清盛」の亡霊が出てきやしないか、関係者が顔を曇らせている。

 綾瀬はるか(28)の主演で華々しく始まった「八重の桜」は初回こそ20%を超えたが、6回目には合格ラインぎりぎりの15・3%に。4月7日の14回目は11・7%まで下降し、14日は14・2%と持ち直した。

 「放送関係者の間では、映像が暗い、主人公に共感できない-などとケチがついた『平清盛』の亡霊を怖れる声が出始めています。初回が17・3%、14回目が13・7%だった清盛よりも落ち方の差がひどい」(ドラマウオッチャー)

 幕末を描いた大河ドラマといえば、「龍馬伝」のような倒幕側から描く作品が比較的多かったが、「八重の桜」は、江戸幕府を最後まで支え悲惨な負け方をした会津藩が舞台。会津藩内部の抗争などがわかりにくいというドラマファンからの指摘もある一方で、意欲的な配役も目につく。

 八重の結婚相手の洋学者、川崎尚之助役に長谷川博己(36)、また会津藩主松平容保役の綾野剛(31)。

 「長谷川、綾野ともに中堅俳優として看板を張る伸び盛り。女性ファンも多いが、大河の幅広い視聴者層にアピールするには、迫力に欠けるのかもしれない」(テレビ誌編集者)

 とはいえ、物語はまだまだ“とば口”。芸能評論家の肥留間正明氏は、「時代考証がしっかりできたドラマで、これからが本番。鳥羽伏見の戦いに始まる倒幕運動、新政府の圧力に対抗するために結成された奥羽越列藩同盟、さらには白虎隊の登場などヤマ場が控えている。視聴率は今が底でしょう」と楽観的に見ている。

 NHKでは4月からBSプレミアムで、評価が高かった大河ドラマ「龍馬伝」(2010年)の再放送も始まった。視点の違う幕末モノを見比べる楽しみ方もある上、こちらの主演も視聴率男の福山雅治。ヒロイン八重への援護射撃となるか。








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