ＴＯＫＩＯの松岡昌宏（３５）が都内のサウナで脱水症状を起こして病院に緊急搬送された騒動で、歌手の吉川晃司（４６）が松岡を介抱していたことが２０日、分かった。吉川は偶然、サウナに居合わせたという。松岡の同僚・国分太一（３７）から知らされたというナインティナイン・岡村隆史（４１）がこの日未明、ラジオ番組で明かした。行動を称賛した岡村は「吉川さんが『僕が助けました』と（自分で）言うのもちょっとイヤらしいし、オレが言ってみた」と、アピールしなかった吉川に代わって世間に発信していた。


　松岡の“命の恩人”は吉川だった。松岡は１７日に都内のサウナ施設で体調不良を訴え、病院に緊急搬送されたが、幸いにして大事に至らなかった。善行をアピールしない吉川に代わって、日本テレビ系「ぐるぐるナインティナイン」で共演している国分を通じて耳にした岡村が真実を明かした。

　「ＴＯＫＩＯのね、松岡君、サウナで倒れはったでしょ。アレ助けたん、実は吉川晃司さんって、知ってました！？コレ多分、どこも言わへんやろうから」

　生出演したニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」終了間際の午前３時前、あえて“スクープ”ネタを激白した。

　救助を『した側』も『された側』も超有名芸能人という珍しいケースとなったが、岡村は「すごいなと思って」と吉川の行動を称賛。「たまたま一緒にいたんですって」という吉川がサウナ内で脱水症状を起こして倒れた松岡を外に運び出し、救急車が到着するまで介抱したとみられる。

　吉川の冷静かつ的確な処置も奏功し、松岡は当日に出席予定だった舞台「灰色のカナリア」の製作発表を欠席したものの、翌１８日にはフジテレビ系「５ＬＤＫ」の収録で仕事復帰。共演したＴＯＫＩＯのメンバーから何度もペットボトルの水を勧められるなど、“サウナ騒動”を散々いじられた。

　「全身がちょっとつってしまいまして、脱水症状で。本当にいろんな方にご迷惑をおかけしました」。松岡がテレビカメラ越しに思いを一番伝えたかったのは、吉川だったに違いない。