北乃きい自らスカウト!南乃彩希、女優デビュー
9月30日(日)7時51分配信
女優の北乃きい(21)が夏祭りの会場で自らスカウトしたという中学1年生が、女優デビューを果たす。芸名も“南乃”彩希(みなみの・さき、13)で、10月13日スタートの日本テレビ系「悪夢ちゃん」(土曜後9・0)にレギュラー出演が決定。サンケイスポーツ取材に北乃は「ドラマが決まったなんて本当にうれしい。マネジャーになった気分」と大喜び。南乃は「演技が上手になったら北乃さんと共演したい!」と目を輝かせた。
「通り過ぎた女の子がすごくかわいかったので、声を掛けようかどうしようかと思いながら追っていたら、じゃがバターのお店に並んだ。私もじゃがバター食べたかったから、列に並ぶようにして声を掛けたんです」
昨年7月末、川崎市内の夏祭りの会場を友だちと訪れていた北乃は、“美少女”との出会いをにこやかに振り返る。
所属事務所からは「かわいい女の子を見つけたら声を掛けていい」と言われており、常に名刺を持ち歩いていた。だが実際に声を掛けるのは初めて。身元がバレないようマスクをかけ「芸能界とか興味ないですか?」とたずねたが、「え?…すみません、ないです」とアッサリ断られた。
「でも引き下がれない気がした。笑顔がキレイで礼儀も正しいし、13歳でスカウトされたころの私にも似ている感じがして親近感がありました」
その場でマネジャーに電話を掛ける。「私、名乗っちゃっていいかな?」「その子、どのくらいかわいいの?」「すごくかわいい。声掛けないと後悔しますよ」「じゃあ写メ送って」。写真を撮りメールすると、すぐに「その子の名前聞いておいて」と返答がきた。
マスクを取って「北乃きいといいます」と名乗ると少女はビックリ、一緒にいた友だちは「スゴイじゃん!」とキャアキャア大騒ぎになった。
その場は名刺を渡し名前を聞いて別れたが、事務所関係者が約1カ月後にあらためて自宅を訪れ両親に交渉。昨年秋に仮契約を結び、今年5月からモデル活動を開始してドラマ出演も決定と、トントン拍子に進んだ。
その少女、南乃は「北乃きいさんと聞いて、目の前に女優さんがいるとビックリしました」。芸能界に関心はなく、以前も何度か声を掛けられたが断ってきた。“本物”の女優に直接声を掛けられたことが、芸能界入りを後押ししたようだ。
北乃は「業界に誘った責任も感じるけど、やはりうれしい」と喜びつつ、「なぜ初ドラマが私と共演じゃないんだろう。悔しいですよ。すぐにでも共演したい」と姉のようなまなざし。“南北共演”が楽しみだ。