主演・前田敦子『もらとりあむタマ子』日本公開決定! 釜山国際映画祭にも出品
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春も夏も秋も冬も…ず~っとぐうたら生活のタマ子
女優として着実に成長を遂げている前田敦子が、日本映画界を牽引する監督・山下敦弘と『苦役列車』に続き再びタッグを組んだ映画『もらとりあむタマ子』が11月23日より公開される。さらにアジア最大の映画祭「釜山国際映画祭」のA Window on Asian Cinema部門に出品されることが決定した。 本作は、前田敦子扮する「タマ子」という女の子の日常のひとコマを季節感溢れるワン・シチュエーションで表現した、音楽チャンネルMUSIC ON! TVのステーションIDから生まれたもの。季節毎に撮影された30秒のステーションIDから始まった作品が、短編ドラマを経て長編映画として劇場公開されるだけでなく、国際映画祭に出品されることは異例中の異例。
主人公・タマ子は東京の大学を出たものの、父親が暮らす甲府の実家に戻り、就職もせず、家業のスポーツ店も手伝わず、ただひたすらに食っちゃ寝食っちゃ寝の毎日を送っている。そんなタマ子が一歩を踏み出すまでの1年を、秋に始まり夏に至るまで四季を通して描いてある。
ボサボサ頭のジャージ姿でひたすらカレーやアイスを食べまくり、中学生にまで同情される“残念な実家依存娘”を演じる前田の女優としての新境地にも注目が集まることは必至。
ステーションIDと同様、本作のメガホンをとったのは『マイ・バック・ページ』『リンダ リンダ リンダ』など国内外で絶大な評価を受ける山下敦弘監督。脚本は山下と大学時代からコンビを組み続け、昨年は『ふがいない僕は空を見た』が高い評価を得た向井康介。2人によるオリジナル映画は『松ヶ根乱射事件』(07)以来6年ぶりとなる。
さらに、5月に発売した3rdアルバム『Stranger』がオリコンウィークリーチャート2位を記録するなど、目覚ましい活躍をみせる星野源が主題歌「季節」を提供する。
山下監督は「どうしようもない性格のタマ子を前田さんは迷いのない目で演じ切った。短編から劇場作品へ変化していったのも“あっちゃんが素晴らしかったから!”の一言に尽きる」と前田を大絶賛。「夢、希望、成長などは描かれていないが、タマ子を観ていると妙な親近感と愛おしさがこみ上げてくると思う(たぶん)。それは観た人の中に少なからずタマ子は存在しているし(たぶん)、そんな自分を少し許しているのだと思う(たぶん)」と作品が評価される理由を分析した。
主演の前田は「大好きな山下監督と季節ごとにじっくり撮ってきた作品なので、1本の映画として劇場公開されるのはとても嬉しいし、釜山国際映画祭に出品されると聞いて喜びが増した。私も共感するところがあるタマ子の日常をたくさんの人に楽しんでもらいたい」と語った。
いま、日本中が注目する3人の文化系男子と前田敦子によるコラボレーション『もらとりあむタマ子』は11月23日全国公開。
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