タッキー舞台、装置故障で10分中断 動揺なく再開「頼れる座長」
1月4日(水)8時1分配信

 「タッキー&翼」の滝沢秀明(29)が座長を務める東京・帝国劇場の舞台「新春 滝沢革命」(29日まで)の3日の公演で、舞台機構の異常により10分間、公演が中断するトラブルに見舞われた。客席は一時騒然となったが、落ち着いたタッキーの芝居ぶりと劇場の迅速な対応で無事に再開。タッキーは「引き続き(出演者)一丸となって頑張っていきたい」と、気を引き締め直していた。

 想定外のアクシデントだった。正午の開演から53分後。第1幕第4景、クライマックスにさしかかる回想シーンの途中、舞台裏からスタッフの「大丈夫か?」「騒がないで!」という叫び声が沸き起こった。

 客席にも届く声。一気に緊張感が走り、ざわめきが広がった。「何が起きているか分からなかったけど、(芝居の)順序を間違えたのかと…」(タッキー)。困惑しながら芝居を続行したが、2分後、緞帳(どんちょう)が下り、劇場支配人が「舞台機構のトラブルにより安全点検を行います」とアナウンス。そのまま休憩となった。

 製作の東宝によると、中断の原因は「舞台中央にあるセリの異常」。ジャニーズJr.の12人がセリで舞台上に姿を現すはずだったが、その準備段階でセリが作動せず、装置を再始動させるには10分を要するため、急きょ、幕を下ろす決断をしたそうだ。

 再開後は無事に終演した。タッキーはカーテンコールで「途中にトラブルが起きまして…一時中断して申し訳ありませんでした」と頭を下げた。終演後も「せっかくお正月に足を運んでくれたのに残念」と、ファンに謝罪した。

 2006年3月、新橋演舞場での舞台「滝沢演舞城」公演中には建物内から出火、公演を中断したこともある。10年4月、日生劇場での「滝沢歌舞伎」では、稽古中に右まゆ付近を12ミリ切るけがを負ったことも。「―革命」では初のトラブルだが「舞台は生ものだとあらためて感じた」と、神妙な表情で話した。

 が、すぐに気持ちを入れ直した。4年連続で帝劇の正月公演を任されているだけに「焦り? 全くない」とキッパリ。中断後もフライングや水中の殺陣シーンを見事にこなして拍手を浴び、弟役の中山優馬(17)からも「頼りになる座長」とラブコールを送られた。

 これで“厄払い”も済んだ。「(キャスト)一丸となって最後までぶつかっていきたい」とタッキー。アクシデントを力に変え、101年目を迎えた帝劇の歴史に名を刻んでいく。

 ◆自作曲お披露目
 公演ではタッキーが自ら作曲した15分48秒の大作ダンスナンバー「滝沢組曲」もお披露目された。歌詞を排除し、物語の世界観を音楽だけで表現する新たな挑戦。「1か月かけて、ピアノとコンピューターに向き合って作りました。メロディーの力を感じてほしい」と、自信を見せていた。

 ◆震災時には各公演打ち切り
 最近の主な公演中のトラブルとしては、昨年11月に安室奈美恵(34)が神奈川・横浜アリーナでのコンサート中、のどの調子がすぐれず(急性上気道炎)中断、中止した。東日本大震災では観客の安全確保、セットの故障などのため、帝国劇場の「SHOCK」、新橋演舞場の歌舞伎公演、東京宝塚劇場の雪組公演、日生劇場の「北島三郎特別公演」などが途中打ち切りとなった。03年9月にはSPEEDの大阪公演でスピーカー周辺から煙が発生、途中中止になったことも。演出で使用した花火が天井からつるされたスピーカーに燃え移ったとみられる。












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