“ジャニーズ”の新ユニット「ジャニーズWEST」は関ジャニ∞よりも期待大らしい
国内 2014/2/17 12:30 - All About



ジャニーズ事務所から関西仕込みの新ユニット「ジャニーズWEST」のデビューが決定しました。7人全員が関西出身で、平均年齢21.8歳。これまで「関西ジャニーズJr.」の一員として関西を中心に活動を重ね、関ジャニ∞のバッグダンサーも務めるなど下積み経験もバッチリ。インタビューでも軽快なトークで場を盛り上げるなど、ジャニーズのカッコよさと関西のお笑い要素が融合した“おもろカッコいい”グループに注目が集まっています。

王子様キャラがアイドルの王道だとすれば、関西弁でボケとツッコミが飛び交うトークを展開するのは異色の存在。そこで関西系グループの人気の秘訣やこのタイミングでのデビューの意図を探ってみました。

■関西系グループの特徴と人気は?
関西出身のジャニーズといえばKinKi Kids、関ジャニ∞がお馴染み。人気の理由は、タレントの魅力はもちろんですが、関西弁でのトークとノリを武器にしたローカル色の強さもあれば、ほっこりする「関西ソング」も理由の一つ。

関ジャニ∞でいえば、デビュー曲の「浪花いろは節」にはじまり、大阪の魅力がつまった「TAKOYAKI in my heart」、聞けば悩みが吹っ飛ぶ「無責任ヒーロー」など、一見すると首を傾げたくなるタイトルですが、曲や歌詞にグッと引きつけられるギャップも魅力。4月にCDデビューを予定しているジャニーズWESTも「ええじゃないか」など関西色たっぷりの持ち歌があり、先輩の色をしっかり受け継いでいます。

そして事務所の中でも抜群に飛び抜けたお笑い要素をたっぷり含んだトークが強い武器です。本場仕込みのお笑いのセンスは、トークに限らず楽曲やステージ演出にも生かされています。

若さやセクシーさ、アクロバットなどをコンセプトにしたグループはすでに存在しているので、どう差別化するかがデビューのカギ。先陣を切る関ジャニ∞でいえば、歌も踊りもトークもいける、その上でバンドも漫才もできるという多彩さ。最終的には「何をやってもカッコいい」というところに着地するのはジャニーズならではのこと。ネガディブさを最小限に抑えた楽天的なムードに元気がもらえるとあれば、男女問わず人気が出るのも納得です。デビュー後はライバルとなる関ジャニ∞とのすみ分けが気になりますが、活動を通してどんな成長を遂げるかは見ものです。

■バーターも暴露しちゃう…ジャニーズ多角化経営の一手?
コンサートや舞台に限らず、ドラマ、バラエティ、キャスターと活躍の場を広げているジャニーズ。直近で強烈なインパクトを残した出来事といえば、大みそかの『カウントダウンコンサート2013-2014』に続いて放送された『Youコントしちゃいなよ』という単発番組でのこと。SMAPの香取さんにキスマイメンバーなど総勢16名のジャニーズタレントが出演した番組はファンの間でも話題になっていました。

タレントのバーター出演をテーマにした「バーター会議」という自虐的コントに、ボーイズラブに暴露と、「ここまで身を削っちゃっていいの?」と思うほどギリギリのラインを責めた番組でした。単発番組だけに制作サイドの試験的な意図を感じずにはいられませんでした。

この番組の冒頭で、ジャニー喜多川に扮した香取さんが「この時代、アイドルが歌うだけでいいですか」というセリフを放っていたのですが、あながち冗談ではないのかも。テレビ露出でいえば限られた番組の中で、芸人とアイドルがしのぎを削る状況に、このところ弁護士や医師などのタレント性の高い専門家の露出も増えたことでさらなる激戦を強いられています。

ここで勝ち残るために武器となるのが、トークのスキルではないでしょうか。華があって笑いがとれる、マルチタレントの需要は高いはず。一つでも多く番組を獲得するためには強化したいキャラであり、ステージ演出に関してはひときわ厳しいことで有名なジャニー喜多川氏も、「涙を流して笑う」という彼らのトークは事務所としても武器となりそう。関西系グループの強化を計ることで、もしかしたら「吉本新喜劇」さながらのお笑いをベースにした番組の登場も近いかも!?

その一方で、2月からは東京・六本木のEXシアターをベースに、毎月ジャニーズJr.が登場する「ガムシャラJr.パーティー」というイベントがスタート。“会いに行けるアイドル”を連想させる新たな試みも始まるなど、活躍の場を広げようと模索が続いているように見受けられます。

社長に会うたびデビューを直訴。デビュー当初4人だったメンバー構成も、直談判で7人に覆すなどメンバー間の結束力の高さや、デビュー曲をファン投票で決めるという型にはまらない姿勢、そしてグループ名に“ジャニーズ”を冠するのは初代以来のことと、かつて男性アイドルのポジション築いた初代ジャニーズと通じるものがあり、デビュー前から大物を予感させるジャニーズWEST、10年ぶりとなる関西の新風から目が離せません。

(柚月 裕実)


文・All About News Dig編集部(All About )






arrow
arrow
    全站熱搜

    ♥滋♥ 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()