【ジャニーズ定期速報】Hey!Say!JUMP新曲『Ride With Me』から考えるジャニーズドラマ主題歌名曲選
国内 2014/1/16 12:00 - AOLニュース



今年2014年でデビューから早8年目となる「Hey! Say! JUMP」。昨年末に彼らが発売したシングル『Ride With Me』は、平均年齢が20歳を超えた同グループの新たな方向性を予感させる快作EDMナンバーだ。

昨今、EXILE系グループやももいろクローバーZ、モーニング娘。といった女性アイドルグループも手を伸ばし、着々と日本でも浸透してきている最先端ダンスサウンド「EDM」。アメリカでは、一時はEDMチューンがチャート上位を独占するほどの人気となっていたが、数多リリースされた本場のEDMチューンの中で、日本の男性グループが色濃く影響を受けていると思われるのは、アジア系アメリカ人4人による人気グループ「Far East Movement」のサウンドだ。

シンプルかつ緊張感のあるリフのイントロで始まり、それが徐々にトーンを上げ、序盤から最高潮の盛り上がりポイントを迎えるという特徴の曲が多い彼らのスタイル。今作『Ride With Me』もそのような作りとなっており、ジャニーズでは珍しい(?)ピッタリと揃った9人のダンスとド派手なサウンドが重なることで大きな迫力をもたらす1曲だ。

制作陣には、日本では早くからEDMサウンドに取り組んでいた「m-flo」のTaku Takahashiが入っており、これまで(良い意味で)前時代的なディスコサウンド調の名曲を数々生み出してきたジャニーズと最新のクラブサウンドが見事に融合しているという点でも注目したいところである。

ところで、この曲で最も注目したいのはイントロだ。非常にミステリアスな電子ピアノ音で始まるのだが、同曲はメンバーの山田涼介と有岡大貴が出演した1月4日放送のスペシャルドラマ『金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件』(日本テレビ系)の主題歌。"金田一少年"といえば、日本を代表するミステリードラマシリーズのひとつとあって、同作の主題歌という"発注"を踏まえたうえでEDMサウンドにミステリアスな要素を含ませた制作陣の手腕は見事なものだ。

この"金田一少年"の例を挙げるまでもなく、ジャニーズタレントの主演ドラマにおいて、そのタレントが所属するグループの楽曲が主題歌として使われるのはもはや定番。今回は、これまでジャニーズタレント主演ドラマで使われた主題歌の中で、特にドラマの世界観とマッチし、ドラマと曲双方に相乗効果をもたらした例を3つ紹介したいと思う。

まず、松本潤が主演した『花より男子』シリーズ(TBS系)と嵐が歌った3曲の主題歌だ。第1シリーズでは『WISH』、第2シリーズでは『Love so sweet』が主題歌となり、両曲は、ロマンチックな恋愛コメディーであるものの、キツいシーンなども用意されている同作の雰囲気を和らげる効果を存分に果たし、曲自体もロングヒット。映画版で使われた主題歌『One Love』も、同様の効果を発揮したうえで大ヒットすることとなった。3曲すべてに共通するのは、女性アイドルの曲と聞いても違和感ないほどの"キラキラ"なイントロでスタートするという点。まさに、ドラマのために作られた名曲といえるだろう。

次に挙げたいのが、1999年に放送された堂本剛主演のドラマ『to Heart ~恋して死にたい~』(TBS系)の主題歌となったKinKi Kidsの『to Heart』だ。同曲は、『雨のMelody』との両A面シングルで発売されたが、2曲目としてクレジットされるなど、どちらかといえばB面的な扱いとなっていた。しかし、バラードとしてのクオリティの高さから長い人気を保持しており、現在でも20代後半から30代前半の人たちのあいだでは、必ずといっていいほどドラマとセットで語られる1曲となっている。

最後に挙げるのは、山下智久主演による2013年夏の恋愛ドラマ『SUMMER NUDE』(フジテレビ系)の主題歌『SUMMER NUDE '13』だ。真心ブラザーズの名曲『サマーヌード』をポップアレンジした『ENDLESS SUMMER NUDE』のカバーといえる同曲。山P版ではさらなるストリングスアレンジなどが加えられたほか、イントロは"ドラマのクライマックス用"とも思えそうな力強いベース(OKAMOTO'Sのハマ・オカモトによる演奏)で始まる形に変化。ドラマ全体の世界観を形作り、かつ1話ごとのストーリーを繋ぐ重要な役目を果たした。

ここに挙げた3曲は、ジャニーズのドラマ主題歌の歴史のほんの一部。他にも名主題歌は挙げ切れないほどあるが、今後は是非、ドラマ内のセリフが乗っかっても違和感ないように作られている考え尽くされたイントロなどに注目しながら、ジャニーズのドラマ主題歌を聞いていただきたい次第だ。








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