佐々木希が語る、私のターニングポイント
 

自分自身の今に影響を与えた人物や、ターニングポイントとなった出来事、モノ、場所との出会い。それをきっかけに変化し成長した自分を振り返る。女優・佐々木希のビフォー&アフター
 

佐々木希
佐々木希(ささき・のぞみ)
1988年2月8日生まれ。秋田県出身。2006年に「PINKY 第2回プリンセスPINKYオーディション」グランプリを受賞。これを機にファッションモデルとして活動を開始。雑誌、CM、テレビで活躍の後、08年に映画『ハンサム★スーツ』で女優デビュー。翌09年には映画『天使の恋』で初主演。現在放映中のフジテレビ系10月クールドラマ『TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~』(毎週日曜21:00~)では、明るく天真爛漫な若手管制官、酒井真奈役を好演中。

――飛行機の離着陸を指揮しながら、空の安全を守る“航空管制官”の人間模様を描いたドラマ『TOKYOエアポート』。緊張感の絶えない管制室の中でも、ひときわ明るいムードメーカー役を演じられていますが、ご自身のふんわりとした雰囲気と重なって、とても自然な印象ですね。

私の演じる酒井真奈は、管制官という仕事を単なるデスクワークだと勘違いして就職してしまった、ちょっと周りの人とはズレている帰国子女の役なのですが……天真爛漫キャラを演じるのはものすごく難しいです。ずっとテンション高く、早口でしゃべり続けなくてはならない上にダジャレ好きという設定なので、ナチュラルに挟み込むのがまた難しくて……(笑)。普段ダジャレを言わないので、その前後ってどんな表情やトーンでいればいいのかを悩んだりしています。今までいただいた役のなかで、演じるのが一番大変かもしれません。

――その上セリフは英語の専門用語のオンパレード。頭に入れるのも話すのも大変そうですね。

航空管制用語は英語といっても特殊なので、いただいた音源をひたすら聴いて耳に覚えさせて口に出す、ということを繰り返しています。もう夢にも出てきて、寝ても覚めてもセリフが頭から離れない状態です(笑)。この3カ月間はそれが続くのだろうなと覚悟しています。現場も見学させていただいたのですが、実際に管制されている様子を見ていると、意外と日本語っぽい英語だったので驚きました。酒井は帰国子女という設定なので、もっと流暢に英語を話したいのですが、なかなかうまくいきません……。練習あるのみですね。

――年間約6258万人もの命を預かる重責を背負った羽田空港の管制官ということで、わりとシリアスなシーンも多いですよね。撮影現場のムードはいかがですか?

「世界で最も困難な職業のひとつ」ともいわれる管制官を演じるので、カメラの前に立つとピリッとした緊張感が広がりますし、その様子が映像にも表れていると思います。でも、普段は共演者同士とても仲が良く、和気あいあいとした雰囲気で、おしゃべりが絶えない楽しい現場です。

―― 芸能界に入り、モデル、女優、タレントと活躍の場を広げられた今、振り返って、ターニングポイントはいつだったと思いますか?

ひとつ目はやはり、雑誌のグランプリをいただき、モデルとしてデビューすることになって、18歳で秋田から上京してきたときです。それまでの生活とは180度環境が変わりましたからね。そしてふたつ目のターニングポイントはまさに今年。24歳で来たな、という感じですね。

――今年、何か具体的な出来事があったのですか?

自分の周りで、夢に向かって走り出した人や環境が変わった人が多かったんです。その様子を見ていて、カッコいいなーって。ちょうど友達とも、「あれをやってみたい!」「こんなふうになりたい!」など、将来のビジョンや夢についてアツく語り合う機会が多かったんです。でも、そのとき「私って、いったい何がやりたいんだろう……」と思い。デビュー以来、いい意味で幅広いジャンルのお仕事をさせていただいたのですが、あっという間に時間が過ぎてしまったので、自分の気持ちとじっくり向き合うことができなかったんです。だから今年は、いろいろな人に相談しながら、すごく考えました。その結果、やっぱり楽しいな、集中的に力を注いでやりたいなと感じたのが、モデルと女優のお仕事だったんです。

 

 

 

 

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