岡田准一が映画「天地明察」主演に…妻役・宮崎あおいら豪華出演陣
スポーツ報知 6月14日(火)8時3分配信

 作家・冲方丁(うぶかた・とう)さんの人気時代小説が原作の映画「天地明察」(滝田洋二郎監督、来秋公開)にV6の岡田准一(30)が主演することが決まった。日本独自の暦を作った囲碁棋士で天文学者の安井算哲(後の渋川春海)を演じる。安井の妻役で宮崎あおい(25)が共演。中井貴一(49)、歌舞伎界から松本幸四郎(68)、市川染五郎(38)父子らが脇を固める。

 昨年の吉川英治文学新人賞、本屋大賞を受賞した38万部のベストセラー小説の映画化として注目を集める「天地明察」に豪華な顔ぶれがそろった。

 岡田が演じるのは、江戸前期、徳川家お抱えの碁打ちに生まれながら天文学や算術に目覚め、改暦という大事業に挑んだ実在の学者・安井算哲。岡田にとって、06年映画「花よりもなほ」以来の時代劇となる。

 劇中では安井の22歳から45歳までを演じるが「多くの方々に支えられ、まっすぐに生き、生涯を賭けて改暦という事業にまい進する男を演じることで皆様に勇気や希望を感じていただけるような作品にできるよう心を込めて演じていければ」。滝田監督は「日本映画のスクリーンを背負っている男。ピュアな青年が改暦事業を経て自立していく。優しげな目が後半はものすごく男っぽくなる。岡田さんはその落差を演じられる」と期待を寄せる。

 また算哲の妻えん役には宮崎が決定。岡田とは08年の映画「陰日向に咲く」以来2度目の共演。「傍らにいるとなんだかほっとする方なので、その心地よい空気感の中ですてきな瞬間がたくさん生まれたら」。水戸藩主で算哲の良き理解者となる水戸光圀に中井。幸四郎と染五郎の本格的な父子共演は初めてとなる。

 撮影は16日から8月中旬まで松竹京都撮影所を中心に予定。完成は来年1月、公開は来秋を目指す。「おくりびと」で09年の米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田監督は、今回の原作にほれ込み、「孤高のメス」の加藤正人氏と共同で脚本執筆も手掛けた。「賞のことを考えて映画を撮らないが、日本人の世界を堂々と描ければ。時代や国を超えて普遍的なものがある」と海外進出にも意欲をみせた。

 ◆ライバル役に「関ジャニ∞」横山 〇…岡田にとっては、ジャニーズ事務所の後輩に当たる「関ジャニ∞」の横山裕(30)が算哲の囲碁のライバルとなる本因坊道策役で共演。このほか佐藤隆太(31)、市川亀治郎(35)、笹野高史(62)、岸部一徳(64)、渡辺大(26)、白井晃(54)らが出演する。また音楽は「おくりびと」も手掛けた久石譲さん(60)に決まった。

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