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松下奈緒主演「早海さん―」が救世主…３％低視聴率「家族のうた」打ち切り枠
5月19日(土)8時2分配信


　今年１月から放送され、人気を博したフジテレビ系連続ドラマ「早海さんと呼ばれる日」が、前・後編のスペシャルドラマとして放送されることになった。低視聴率のため打ち切りとなる「家族のうた」（日曜・後９時）の後を受け、６月１０、１７日に放送される。「早海さん―」は主演・松下奈緒（２７）が育った環境の違いを乗り越え、嫁ぎ先の嫁として成長していく姿を好演した。今回のスペシャルでは、新キャストに内田有紀（３６）らを迎え、苦戦する“日曜午後９時枠”の巻き返しを図る。

　あの「早海さん―」がスペシャルドラマとなって帰ってくる。松下奈緒演じるお嬢様育ちのヒロイン・優梨子が、４人兄弟の長男・恭一（井ノ原快彦）と結婚。男だらけの嫁ぎ先で奮闘し、成長していく姿を描いたホームドラマだ。

　このほか、出演者は連続ドラマ時と変わらず、次男役に要潤（３１）、三男役に中丸雄一（２８）、四男役に森永悠希（１５）。また、ヒロインの義母を古手川祐子（５２）、義父を船越英一郎（５１）が演じる。新キャストとしては恭一の元カノ役に内田有紀を迎え、物語は新たな展開を見せる。

　「こうして、また『早海さんと呼ばれる日』ができて本当にうれしいです。息の合った共演者の皆さんと一緒に心温まるホームドラマをお届けしたいと思います」と松下は話している。

　今年１月期に放送され、全話平均視聴率が１０・５％をマーク（ビデオリサーチ調べ、関東地区）。フジテレビが「ドラマチック・サンデー」と銘打って開始した日曜午後９時のドラマ枠としては歴代２位だ。同枠で現在、放送されているオダギリジョー主演の「家族のうた」は第２話以降、３％台に視聴率が低迷。当初の予定より２～３話がカットされ、６月３日放送分（第８話）で終了することが決まっている。

　今回のスペシャルは、その穴を埋める形で６月１０、１７日に放送。フジテレビとしては、“早海家パワー”で巻き返しを図りたいところだ。フジテレビ編成部の水野綾子氏は「豪華ゲストを迎えての今回のスペシャル版は、早海家の絆が試される嵐が吹き荒れます。ご家族で笑って泣いてご覧ください」とアピールしている。

　◆ドラマチック・サンデー　フジテレビが１０年１０月から日曜午後９時に新設したドラマ枠。ＴＢＳの「日曜劇場」枠との対決が毎クール、注目を集めてきた。過去の平均視聴率トップは１１年４月期放送の「マルモのおきて」で１５．５％。「早海さん―」が１０．５％で２位。「早海さん―」は２月１９日放送が視聴率１０．４％。ＴＢＳの「運命の人」（９．９％）を初めて上回った。（視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区）