関ジャニ・村上主演「ハクション大魔王」初実写化
サンケイスポーツ 10月1日(火)5時0分配信



 1969~70年に放送された人気アニメ「ハクション大魔王」が初めてフジテレビ系で実写ドラマ化され、関ジャニ∞の村上信五(31)が主演することが30日、分かった。くしゃみの音でつぼから飛び出す主人公・ハクション大魔王に、村上が特殊メークで変身。伝説のギャグアニメに新たな命を吹き込む。ドラマは今秋放送予定だ。

 「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン」。あの伝説アニメが新たな形でよみがえる。

 「ハクション大魔王」はタツノコプロが制作し、放送から40年以上経ても語り継がれるギャグアニメ。くしゃみの音がすると、ハクション大魔王がつぼの中から飛び出し、娘のアクビちゃんとともに人びとの願いごとをハチャメチャな魔法でかなえる物語だ。

 今春撮影された実写版ドラマは、アニメのエピソードを基に現代的アレンジを取り入れた約2時間番組。「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン」などの名ぜりふも登場し、つぼから飛び出す場面は、CGを駆使してアニメの世界を再現した。

 ハクション大魔王を演じる村上は、アニメの放送時を知らない1982年生まれ。実写も初挑戦だったが、大魔王のせりふの語尾「ごじゃる」にこだわりながら、「ちょっとポワーンとした愛されるキャラクターの雰囲気」を心がけたという。

 さらに、ビジュアルも忠実に再現。ふくよかな大魔王とは違い体形はスリムだが、大きな鼻や耳など顔は1時間半かけて特殊メークで作り、本物に似せた。村上は「意外と違和感がないなって思いました。役にスッと入れました」と手応えを口にする。

 制作側も「大魔王の格好をして独特なしゃべり方が非常にしっくりきた。誰もが大好きな大魔王になる」と村上版ハクション大魔王を絶賛する。一方、あくびの音でつぼから飛び出すアクビちゃん役には渡邉このみ(7)、つぼを屋根裏部屋から見つける小学生のカンちゃん役は馬渕誉(8)の子役たちが演じる。

 さらに、アニメ主題歌「ハクション大魔王の歌」が主題歌に起用され、村上がカバーすることも決定。現時点で音源化の予定はなく、貴重な歌声となりそうだ。








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