大島優子の黒髪は役作りだった 草なぎ主演“手塚治虫ドラマ”に出演
柄物のベストにわざと柄物のスカートやシャツを合わせる昭和ルックもお似合いの大島優子(C)関西テレビ
AKB48の大島優子(24)が、7月29日付けの自身のブログで髪を黒く染めたことを報告し、話題になっていたが、それはドラマの役作りのためだったことが21日、わかった。関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『神様のベレー帽~手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話~』(9月24日放送、後9:00)に、ドラマ版のヒロイン・小田町咲良役で出演。大島は「このドラマのために髪型や髪色を変えましたが、周りに黒髪が少ないせいかとても好評です。逆に目立つのでたまにはいいかな、と髪型も気に入っています」と話している。
同ドラマは、“マンガの神様”手塚治虫の不朽の名作『ブラック・ジャック』創作の現場を関係者の証言で再現するマンガ・ノンフィクション『ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~』(原作:宮崎克、漫画:吉本浩二/秋田書店)を映像化。SMAPの草なぎ剛(39)が手塚治虫役、佐藤浩市(52)が伝説の鬼編集長・壁村役で出演する。
大島が演じるのは、現代から昭和48年へタイムスリップしてしまい、手塚番編集者のアシスタントとなる、原作には登場しないドラマオリジナルキャラクター。出版社に入社したばかりの新米編集部員で、実は漫画に興味を持てず、努力の本質を理解できていない現代っ子だったが、単なる天才ではなく、本当は負けず嫌いで猛烈な努力家だった手塚の姿を目の当たりにし、編集者としても、人間的にも成長していく。
ヘアカラーだけでなく、前髪も短く切りそろえた大島は、タイムスリップした瞬間から裾の幅が広いワイドパンツ、柄物のベストにわざと柄物のスカートやシャツを合わせるなどの昭和ルックに身を包んで登場。「髪色のせいか、自分が持っている現代の洋服よりも今は衣装の方が、自分に似合っている気がしています」ととても気にいっている様子だった。
その姿に、音楽番組等で顔なじみの草なぎも「優子ちゃんの魅力が出ていると思います」と絶賛。二人の絶妙な掛け合いは見どころの一つになりそうだ。草なぎは「この番組がうまくいくか、いかないかは優子ちゃん次第とも思っているので、のびのびと自由に演じてもらいたいし、相乗効果で盛り上げていければ」と期待を寄せる。
撮影を通して大島は「モノづくりに対する情熱をかき立てられるドラマです。手塚さんの才能もさることながら努力する姿、そしてその周りの人々の忍耐力が、咲良のような若い子たちに勇気や希望を与え、そっと背中を押してくれると思います。なりふり構わず、自分の信念に従って情熱を注ぐことの素晴らしさを感じてもらえればうれしいです」と熱く語っていた。
ほかに、田中圭、岡田義徳、眞島秀和、マギー、浅利陽介、中村靖日、大竹浩一、松尾諭、又吉直樹(ピース)、麻生祐未、小日向文世らが出演。